2023.04.20
不正出血見過ごさないで!子宮体癌⁉️
いつも神道レディースクリニックにご来院&閲覧いただきまして誠に有難うございます😊
最近は受ける方が多い子宮頸がん検診、ただ…現場にいる人間から見れば子宮体癌検診も受けてほしいのが本音です。
当院に来られる患者様で閉経したのに出血したと来られる方は少なくありません。
子宮頸がんの発症は20歳代から確認でき、30~40歳代で発症のピークを迎えるのに比べ、
子宮体がんは40代後半から徐々に増加し、50~60歳代以降に発症のピークを迎えます。 年齢が高くになるにつれてリスクが高まるがんとして、とくに閉経後は発症に注意しなければなりません。
子宮体癌の最も多い自覚症状は出血です。月経ではない期間や閉経後に出血がある場合は注意が必要です。出血の程度には、おりものに血が混ざり、褐色になるだけのものもあります。他には、排尿時の痛みや排尿のしにくさ、性交時の痛み、下腹部の痛みなどの症状があり、がんが進行した場合は腹部膨満感(おなかが張る感じ)があらわれることもあります。
また、月経周期が不規則だったり月経自体がなかったりする場合、子宮は閉経後の状態に近くホルモンバランスが崩れやすい状態です。年齢が若くても子宮体がんの罹患率が高まりますので、月経異常が続く場合は一度婦人科で相談してみましょう。
ほかにも、妊娠や出産の経験がない方や肥満の方、高血圧、糖尿病、近親者に乳がんや大腸がんを経験したことがある方も発症リスクが高まるといわれています。
毎年約1万5000人もの方が罹患し、約2100人が死亡しています。罹患数、死亡数とも年々増加しています。
異変を感じたら受診されることで早期発見や安心につながります。
子宮体がんの検査はお痛みを伴う場合もございますが、エコーだけでも受診されることをお勧めしております。