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2020.07.20

あなただけじゃない不妊のお悩み

神道レディースクリニックには結婚してお子様になかなか恵まれず、不妊でお困りの方がよく来られています。不妊のカップルは6組に1組と言われています。
30歳が1カ月で妊娠できる確率は20%、40歳ではわずか5%程、そして妊娠=出産ではない為(流産になることもあります)、出産にたどり着くカップルのパーセントはさらに下がります。 女性の社会進出でキャリア形成に伴い仕事を優先し、結婚・出産を後回しにする女性が増え、不妊のリスクも増えてきました。 また「第一子は出来たけれど、第二子がなかなかできない」という“隠れ不妊”も実は意外に多いのです。 それから、知らず知らずのうちにクラミジア(性病)にかかり、感染に気づかないまま慢性化させてしまうケースが多くこれが不妊症に繋がるなどの問題になります。性感染症はパートナーと一緒に治療が必要となります。 不妊の原因は、一般に女性にあると思われがちかもしれませんが、半分は男性不妊ですので不妊の検査を行う場合は、お二人で受けることをおすすめします。
さて、当院で扱っている不妊の検査について
詳しくお話をしていきます。
①超音波検査
 当院では、volusonのGEヘルスケアの
上位機種を使って子宮および卵巣の状態の把握を行います。 ・卵胞の発育状態は良好か?
・子宮内膜の状態はいいか? 子宮内膜にポリープはないか? ・卵巣腫瘍があるか?ないか? ※check point →卵巣は腫瘍ができやすく「沈黙の臓器」とも言われるほど病気になっても自覚症状が現れにくいです。 ・赤ちゃんが育つ子宮について、そのものの形状、子宮筋腫や子宮内膜ポリープの有無、子宮内膜の状況はどうなっているか? →今後の妊娠を継続する上で現在の状態を把握することはとても大切です。 価格 約2000~3000円(保険と自費によって変わります)
②内分泌検査(ホルモン検査) 
月経開始の3~5日目に測定が望ましいとされています。人間には様々なホルモンが分泌をされています。
妊娠卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体化ホルモン(LH)、エストラジオール(E2)、乳汁分泌ホルモン(PRL)、甲状腺ホルモン(fT4、TSH)を測定します。
ホルモン検査を通して卵胞の発育状態や排卵の時期を正確に判断する事が、より確実に妊娠するためにはとても重要です。
なにか異常があれば卵胞発育障害、排卵障害、着床障害につながる可能性があります。

また、当院ではオプションで卵巣の予備能について知る抗ミュラー管ホルモン(AMH)測定が可能です。
この検査はわかりやすくいうと自身の冷蔵庫の中に、あと妊娠できるタマゴがいくつ残っているの?が分かります。
残りが少ない人は妊娠を急いだ方がいいなど人生設計の目安にもなります。
価格 AMH 5000円


③クラミジア検査
クラミジアに感染すると卵管の通りが悪くなります。
感染すると不妊につなが
るだけでなく、子宮外妊娠や流産、早産にもなる原因が高くなります。 子宮頚管粘液で検査し陽性の場合には、症状がなくてもご夫婦同時に投薬治療をうけていただきます。 価格
 約1500円/人
④子宮卵管造影検査。 卵管が通っていないと精子が卵子までたどり着くことができません。検査は他院に協力して頂いています。
男性は精液検査を行い、精液量、濃度、運動率、正常精子形態率を評価します。異常があれば治療を行います。
不妊でなにをすればよいかもわからない方もいらっしゃると思います。まずは些細なお悩みでも当院へぜひお越し下さい。

Dr.木戸でした~!