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2023.05.07

子宮頸がんワクチンはどんなもの?

いつも神道レディースクリニックをご利用いただきまして誠に有難うございます。

当院でも実施させて頂いております子宮頸がんワクチンについてです。

子宮頸がんとは子宮の入り口付近(子宮頚部)から発生するがんのことです。

日本では2000年以降患者数・死亡者数ともに増加傾向が続いていて、年間約1万人が罹患し、3000人近くが死亡しています。

かつては40~50代が発症のピークでしたが最近は20~30代の若い女性が増え、30歳代後半がピークとなっております。

実は、子宮頸がんのほとんどは「HPV(ヒトパピローマウイルス)」というウイルス感染によるもの。

感染者の性器周辺の皮膚や粘膜にいるHPVが、性行為によって子宮頸部に感染します。

HPVはわかっているだけでも約200種類の遺伝子タイプがあり、そのうち約15種類ほどががんになるハイリスクタイプだと言われております。子宮頸がんは進行してしまうとさまざまな臓器にがんが広がり、命を落とすことにもなりかねません。

異形成や初期の子宮頸がんはほとんど自覚症状がありません。そのため早期発見には子宮頸がん検診を定期的に受けることが最も有効な手段と言えます。

HPVの感染を防ぐ為に大切なのがワクチンです。ワクチンを接種することで50~70%予防できると言われております。初めての性交渉をする前の段階に接種することが最も理想的で、日本では、予防接種法に基づいて小学6年生~高校1年生の女子は自己負担なしの定期接種を受けられます。

この時期を過ぎても45歳ごろまでは接種の効果があるといわれています。

そのため定期接種期間を打ち逃した12歳から25歳の女性を対象で「キャッチアップ制度」もありますので気になる方は自治体に問い合わせてみてください。

当院では門真市、守口市、寝屋川市、大東市、四条畷市に住民票がある方を対象に接種させて頂いております。

またHPVワクチンは女性だけがうけれるものではなく男性も受けることが可能となっております。(男性の場合は自費になります)

性交渉で移るがんのため、男性が受けることにより大切なパートナーを子宮頸がんから守ることにつながり、また、中咽頭がん、肛門がん、陰茎がん、コンジローマの予防にもつながります。

いつでもお問い合わせお待ちしております。